endless SHOCK (2008.01.16 18:00〜)

前日の夜からずーっと落ち着かないまま東京へ向かいました。昼間は原宿、渋谷あたり*1に出没して無駄にウロウロして気を紛らわせてみたものの、有楽町に着いたらやっぱり落ち着かない(笑)。いつもならガッツリいただくケーキもひと口が小さい(笑)。おいしかったハズなんだけど変に汗をかいて喉がカラッカラだったことだけ覚えてます…。どんだけ緊張してるんだ、私。友達が「今回ひょっとしたら出るんじゃない?」なんて10月11月あたりにチラッと言ってて、「まさかなー」とそう気にも留めてなかったんですが、いよいよ最終段階くらいのところで追加キャストが出て「チケットどうすんのよ…」とグッタリなってたところ*2にrinaさん(id:blue_note)から声をかけていただきました。チケットから当日まで本当に何から何までお世話になりっぱなしでした。ありがとうございました!その気になれば(無理矢理だけど)仕事も休めちゃうものですね。上司に多少酷いことを言われながらも気にしないし!ははは!以下舞台について知識のほぼない初めてのSHOCKで、しかもかわいい子目当ての感想です。
ネットであらすじを調べたり、ネタバレをチェックしたり、サントラを聴いたりしてたった一度の大切な時間を無駄にしないよう予習して行った(本気過ぎて重いですね)のですが、帝劇に入った瞬間からそこはまさに夢の世界、浮かれた気分を落ち着かせるのにいっぱいいっぱいです。しかも席がステージに近いし!席についてパラパラっとパンフレットを開いたところで程なく開演です。
ステージが近いってことはオケピは更に近いわけで、「いきなり王子!!!近っ!」とアワアワしてるうちにオオクラオーナーが登場です。劇場のことやら説明して前座的な(?)おしゃべりがかわいいことといったら!「世間知らずでお金のことも理解し切れてないのに父親の死によって劇場を受け継いじゃったお坊ちゃんオーナー」と勝手に想像してすでにノックアウトです。(唐突ですけど)M.A.Dさんかわいいね!登場時の青ジャケットに黒パンツがどこぞの司会者っていうか芸人っていうかそんな雰囲気でもあるんだけどあれでニコニコ踊っててめっちゃかわいい。そしてピンクのスーツのオーナーも登場です。踊ってるよ!この1曲ですでにエイトで見てきた約2年分を越えるダンス量と言ってもいいような…。MAさんやM.A.Dさんに混じって踊ってても遜色なく(ってまあそれは踊れなくちゃいけないんですけど)て、踊る大倉に改めてときめいたり。えーっと確か始まってすぐに王子は空を飛んでました。ぐるんぐるん飛んでた。ドリボズにも行ったことがないので、自分の頭の上を飛んでる人を見るのは初めてです。テレビや雑誌で見てたイメージよりももっと客席に近くて迫力ありますね。見上げたら口をポッカーンと開けてしまいそうなのでちょっと伺う感じで見てみる(笑)。お話は千秋楽のバックステージ?ですがオーナーっていじられキャラなんですね。しっかりみんなにかわいがられてます。電卓をオーバーに弾きながら資金難を訴えてたり、ヘルメット被せられたり、あ〜かわいいなぁ。今回、何がビックリしたって、オーナーの登場シーンの多さです。こんなに出てくるとは思ってなかったし、しかもかなり踊ってる。プレイヤーを諦めてはいないとはいえオーナーだからそんなに踊るとは思ってなかったんですよね。なので普通にやらっちとシンメで踊ってるところを見て「おおお!すーーごーー!」と感動しました。MAと並んで踊ってるって、ねえ。劇中劇のところなんて衣装替えは多いし早いしとにかく華やかだし圧倒されますね。いちばん好きなところはチャイナ風の衣装でタップのところかな。ここはリカと色違いの衣装で踊るんですけどこれがかわいくてね!リカと二人楽しそうにしてるのも良くて。うーん、これは発売されてるステージ写真が男前だったのもあって印象に残ってるのかも…。でもあのチャイナはコンサート衣装にあってもいいくらいよかったです。一幕最後は階段落ちのシーン。ここにたどり着くまでの戦いのシーンがすごいですね。ステージの広さが本来の広さより広く感じるところがあって、「そうくるか!」と驚いたり、ヤラとコウイチの殺陣は早くて思わず息を止めてしまいそうなくらい見入ってしまいました。あ、ちなみにオーナーは賑やかし要員ですね。ひとり槍を持って弁慶みたいなことになってました(rinaさんもそう思われたようで・笑)。階段落ちは「これ!これこれ!!」「SHOCKを見た!」って気分になりますね。
そして二幕、オーナーのひとりでの嘆きからはじまりですよ!ひとり嘆き苦しんで踊るんですが、途中からコウイチが後ろで一緒に踊ってます。うわ!豪華!ここからのシェークスピアは「一度はお話を読んだことがあるからわかるかな〜」と思って予習もせず臨んだら案の定わかりませんでした。ロミオとジュリエットはなんとかなったけど、もったいないことをしたな。そしてコウイチが戻ってくるシーンのオーナーのブートキャンプ!!!!!!!さすがマルーズブートキャンプにはかないませんけど、オーナーは手をグルグル回しただけでひとり息が上がってむせて喋れてませんでした。「ビクトリー!」のジャンプも低いな(笑)。あとコウイチがいなくて寂しいからと作った銅像が「イチキュッパ」なのを言うところがね、確信犯なのはよくわかってるけどあまりにかわいい言い方で崩れ落ちました(心の中で)。で、最後のショーのシーン、オーナー的見せ場は太鼓なのかな。まさかあんな風に叩かせてもらえるとは思ってなかったので嬉しいですね。いちばん前で叩かせてもらってるんだけど、ちょうどコウイチが飛んでるから「上も見たい、前も見たい…どっちも見たい!」て必死になるね。でもオーナーとは次元の違うところですごいのが石川さんでした。いわゆるバンドのドラムとは違う魅せるところがメインの方でこれは本当に凄かった。
カーテンコールで出てきたときの大倉さんの顔が忘れられないんですよ。すっごいいい顔してた。「出し切った」ってのが伝わってくる顔で、二階席を見上げてたのが印象に残ってます。今回、MAもM.A.Dもこんなにじっくり見たのは実ははじめてで、みんなすごい楽しそうに、そして真剣に演じてて非常に男前でした。町田くんこの前まで入院してたのにすごいな、とかやらっちダンスも演技も上手いなーとか、ふくちゃん、オーナーによくひっついてるな、…とかね。それでもって王子。踊って飛んで、その細い身体のどこにそんな力があるのか、ってくらいいっぱい動いてました。これだけ身をもって示してたらお客さんに魅せるだけでなく自然と下の子達がついてきて、お客さんだって何度も見たくなるよね。あれから二日以上経った今でもぼんやりしてます。それくらい私の中では強烈な印象を残したのかな。なんだか着地点が定まらなくなってきたのでこのあたりで終わりにします。

*1:場所は言わなくとも…ね

*2:もちろん帝劇サイトのチケ取り案内では全滅でした